解決事例報告

バイク事故での任意保険の補償に不満。保険会社と交渉し…

2010.08.14 谷真介

相談者はバイクに乗って信号待ちをしていたら車に追突された方でした。ご自身で加害者の加入していた任意保険会社に補償を請求したところ,提示された額が極めて低額であったため、それで正当な補償といえるのか、事務所に相談にこられました。

すでに症状固定されていましたが後遺症はなく,争点となるのは入通院慰謝料と休業損害の金額でした。

一般的に入通院慰謝料は、そもそも本人請求の場合と弁護士が介入して行う場合とで、任意保険会社の支払基準が異なるため(後者は裁判基準となり前者より高くなります)、弁護士に依頼することのメリットは大きいことを説明しました。

また休業損害の点については、相談者の場合事故後も無理してしばらく仕事を続けた後に自主退職している点が争点となっており、現在のところ保険会社からはゼロ回答となっているが、この点をあきらめる必要はなく、満額請求して交渉の中で多少譲れば、ある程度の金額を支払ってもらう形で早期に解決することも十分見通せる旨説明し、相談者の依頼を受けました。

結局、保険会社の代理人の弁護士との交渉で、入通院慰謝料については裁判基準の満額、休業損害についてはこちらの主張額から一定減額した形で、保険会社に支払ってもらい、早期解決しました。